1950-11-28 第9回国会 衆議院 大蔵委員会 第3号
税務官職員の待遇がもちろん今日のごとき状態であつては、われわれといたしましてもまことに同情にたえないし、税務職員の過激な仕事に対するに、その報いのきわめて少いということに対しましては、われわれも非常に関心を寄せておる一人であります。しかしながらさればとて税務署の職員の諸君が、その行政事務の上において過大に怠りをしたり、また不当なことをするということは、断じて私は許されないものであろうと思う。
税務官職員の待遇がもちろん今日のごとき状態であつては、われわれといたしましてもまことに同情にたえないし、税務職員の過激な仕事に対するに、その報いのきわめて少いということに対しましては、われわれも非常に関心を寄せておる一人であります。しかしながらさればとて税務署の職員の諸君が、その行政事務の上において過大に怠りをしたり、また不当なことをするということは、断じて私は許されないものであろうと思う。
職階につきまして、特別職階を施行いたしまして、從來不十分であつた待遇を改善する点以外に、執務の面におきまする税務官職の廳舎施設等、万般につきましても、相当改善をいたしまして、税務職員の私生活のみならず、執務の際におけるいろいろな関係につきましても、予算の許す限り、できるだけ改善いたして参りたい。かような考えを持つて進んでおります。
従いまして先ず全國民が財政の現状及び税務官職の職責に対する関心と理解を深め、租税の完納こそインフレーシヨンの破局化を食い止める途であることを深く認識し、その上に立つて納税観念を徹底せしめることが先決であると思う次第であります。 この際ここに租税の完納のために國民運動を強力に展開する決議を頂くことになりましたことは、誠に時宜を得たものであり、その成果に多大の期待をかけられておるものであります。
故に納税者一人々々が理解し得るためには、屡々税務官職に出入ができるいわゆる交通関係等においても、便利な所存を必要とするのであります。然るに所在は極めて不便のところであつて、その建物たるや、狭隘にして誠に暗く、物置倉庫等を利用しておるというのであります。又保健衞生になんらの考慮を拂われていないのが普通の状態でございます。